水辺の安全について

 水辺には常に危険が存在します。

 しかし、その危険を知り、対策できれば、安全に楽しく遊ぶことができます。

 最低限、これだけでも知って遊んでほしいことを以下にお示しいたします。

 

 飲んだら泳がない!

 海では通常より、紫外線を多く浴び汗をかくことで体内の水分を失っています。脱水症状になるため、飲酒をすると体内のアルコール血中濃度が上昇し酔いやすくなります。

 また、お酒に酔うと判断力が鈍くなります。お酒を飲んだ後に泳ぐと、疲れやすくなり、体温が急速に下がりやすく、激しい筋痙攣を引き起こす危険性を招きます。

 毎年、飲酒が原因の水辺の事故は多く発生しています。溺れた友人などを救おうとまた別の人も溺れる二次事故の可能性もあります。

 「飲んだら泳がない!」を実践しましょう!

 

 離岸流を知ろう!

 離岸流(リップカレント)をご存じですか?

 離岸流(リップカレント)とは、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことです。

 毎年、この離岸流(リップカレント)による溺水事故が後を絶ちません。しかし、正しい知識を知っていればリップカレントを回避して安全に楽しむことができます。

 離岸流(リップカレント)から逃れるには、浜に対して平行に泳いで離岸流(リップカレント)がなくなるところまで移動したら浜に向かって泳いで戻ります。

 

 KEEP WATCHをしよう!

 浮き輪などの浮き具を持っていても、手元から離れたり、浮き具から転落してしまい、溺れてしまう事故が発生しています。

 浮き具を持たせると保護者の方も安心してしまい、見守り(監視)の目を緩めがちです。子どもからは目を離さず、すぐに手を差し伸べられる距離を保つことが重要です。

 海水浴場やプールでは、子どもたちだけで遊んでいる姿や保護者が話やスマホに夢中になっている姿をよく見かけます。人が溺れるのは実に数秒間で溺れます。

 監視救助の30秒ルール(10秒間で異変に気付き、その後20秒で適切な救助行動を取る。)を実践していくことも大切です。

 

 ライフセーバーがいる海水浴場へ行こう!

 ライフセーバーがいる海で泳ぎましょう。

 ライフセーバーがいる福岡県内の海水浴場等は「<所属クラブ>ページ」をご参照ください。ライフセーバーは事故が起きないよう活動していますし、万が一の事故の時も早い対応が可能です。

 WEBで探し当てたプライベートビーチのような、誰も泳いでいない浜などは特に危険です。

 なぜそこに海水浴客がいないのか?遊泳禁止の看板が出ていないか?今一度、海水浴場をきちんと選びましょう!